平成25年度公共工事設計労務単価について
各都道府県でのさまざまな職種の労務単価の紹介や、公共工事設計労務単価
設定のポイントとして、労働条件の悪化、若年者の減少などが説明されています。





「平成25年度公共工事設計労務単価について」は、農林水産省と
国土交通省による公共事業労務費調査に基づいて決定されたもので、
ホームページからPDFファイルをダウンロードすることが出来ます。
まず、「平成25年度公共工事設計労務単価について」では、
各都道府県でのさまざまな職種の労務単価が紹介されていますが、
以下の職種について記述されています。
特殊作業員、普通作業員、軽作業員、造園工、法面工、とび工、石工、
ブロック工、電工、鉄筋工、鉄骨工、塗装工、溶接工、運転手(特殊)、
運転手(一般)、潜かん工、潜かん世話役、さく岩工、トンネル特殊工、
トンネル作業員、トンネル世話役、橋りょう特殊工、橋りょう塗装工、
橋りょう世話役、土木一般世話役、高級船員、普通船員、潜水士、
潜水連絡員、潜水送気員、山林砂防工、軌道工、型わく工、大工、
左官、配管工、はつり工、防水工、板金工、タイル工、サッシ工、
内装工、ガラス工、建具工、ダクト工、保温工、建築ブロック工、
設備機械工、交通誘導員A、交通誘導員B。
また、「参考資料」では「平成25年度公共工事設計労務単価のポイント」が
紹介されています。
「Ⅰ.基本的認識」として、「長引く労働条件の悪化、若年者の減少」や
「構造的な労働者不足が顕在化、今後も続く労働需給のひっ迫」について
説明されています。
他にも、「Ⅱ.単価設定のポイント」では、
「① 技能労働者の減少等に伴う労働需給のひっ迫状況を適切に反映」
「② 社会保険への加入徹底の観点から、必要な法定福利費相当額を反映」
「③ 被災地等の入札不調の増加状況に応じて機動的に単価を
引き上げるよう措置」について取り上げられています。
続いて、「建設労働者の不足傾向、賃金の上昇傾向」では、
「技能労働者の不足率」「建設労働者の賃金の状況」「建設労働者の確保」に
ついてグラフや表で分かりやすく説明されています。
さらに、「労働者減少の背景」として、
「1 建設投資及び就業者数の推移、低価格入札の状況」
「2 建設業の賃金水準の低さ」「3 社会保険にすら加入できない就労環境」
「4 若年入職者の減少、高い離職率」「5 魅力に乏しい就労環境」
「6 高齢者の増加」「7 高齢者の引退、若年者の入職減」が取り上げられ、
さまざまなグラフを用いながら説明されています。
また、「社会保険等未加入対策の全体像」では、「現状と課題について」が
示され、他にも、「公共工事設計労務単価について」「平成25年度
公共工事設計労務単価について(主要12職種)」「公共工事設計労務単価の推移」
「被災地の発注工事における入札不調案件の契約状況」
「建設労働者等の雇用に伴う必要経費を含む金額の参考公表(試行)」が
記載されていますので参考にすることができます。

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作成者:国土交通省土地・建設産業局建設市場整備課